高橋早苗

クヌートの高橋早苗のレビュー・感想・評価

クヌート(2008年製作の映画)
4.5
ポーラーベアは
生まれてから 約2年ほどの間
母親との生活の中で 生きる術を身につけ

その後は
交尾の時期以外は 群れることなく
孤独に生きるそう


クヌートを育てた トーマス・デルフライン氏は
クヌートが生まれてから 2年の月日を迎える前に 急逝しています

まるで
クヌートのひとり立ちを 見届けたかのような タイミングで。

極北の自然の摂理と 同じサイクルの中に
デルフライン氏も すっぽりと入り込んでしまったかのようにしか見えない
そこまで、母親してたんですか!といふ


映画は
クヌートがもう
トーマス・デルフライン氏とは会えないことを告げて 終わる
それも現実。



※ はじめて外へ出た クヌートが
デルフライン氏の通勤用自転車のサドルに噛みつくシーン

氏の「Nein!…Nein,Nein,Nein,Nein,Nein,Nein,Nein,Nein!」(←「ノー」の意)
の声と
慌てて自転車を取り上げる姿が、何度観ても微笑ましく
笑っちゃう^_^
高橋早苗

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