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タクシードライバーのJのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.9
およそ理解しがたいかもしれない。
それにも関わらず、一体なんだろう、この苛立ちは。
それでもこの映画が明らかに映画を超えて文学となっているのはわかる。いやそもそも映画の中に文学が入らせてもらっているという感じかな。

時代を象徴している様子は、くそったれな現実を映し出しているかのようだ。それでも、むかつくけど、そんな人生の中での輝きとは何だろうか。何が人に自信をもたらして、何が人に生きがいを見つけさせるのか。

この物語は、、そうね、、つまらないし、理解できない。
だけどそういったことが自分とは違った世界を強調させて、
そこにいる確かな人たちの息遣いを隣で感じさせるから、
恐ろしい映画だ。

全く共感できないわけじゃない。
それがこの映画の恐怖だ。

もう一度見よう。
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