クモ怪人

暗殺のオペラのクモ怪人のレビュー・感想・評価

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)
3.0
父を殺したのは誰だ?
”レジスタンスの闘士アトス・マニャーニの像”がクローズアップされる。その息子が父親の暗殺の謎を追う。オペラ会場が暗殺の場だなんてドラマティックで衝撃的だ。昔ならば…

オバちゃんの顔が怖い。今にも飛び出して来そうだけどジャケの風格が名作感をアピールしている。タイトルも素晴らしい。でも、これはオイラにとって期待ハズレに終わるパターンなのだ。

ベルナルド・ベルトルッチ監督が、ドヤ顔でイタリア戦後史を描く。絵画のような美麗な風景が素晴らしい。それを捉えるカメラワークも良い。自称映画通が高評価したがる作風に見える。

公開当時は、ラストの衝撃の事実が凄かったのだろうけど、ヒネリの効きすぎた現代の作品と比べると意外性も何もない。意味深で夢物語を観たような雰囲気は良いけれど。

これが芸術性なの?理解したくもないねっ、バッキャローッ!
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