ホイットモア大統領

少年探偵団 二十面相の悪魔のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

3.6
絶望の第二部。

どうなっちゃうの!!???
で終わった第一部から地続きで始まるんだけど、皆割とあっさり乗り越えてて草。
『アベンジャーズ エンドゲーム』でサノスの強襲を受けて瓦礫から這い出してくるシーン、あれ本作のオマージュだから(大嘘)。

そんな詰めの甘い二十面相、明智事務所に電報を送ってくる律儀な二十面相、少年に翻弄される二十面相…と、色々な可愛い二十面相が見れるのも第二部の醍醐味の1つ。

しかし、少年探偵団絶対殺すマンぶりにも磨きがかかっていて、電車で轢き殺そうとしたり、針付きの岩で押し潰そうとしたり…

特筆すべきは原発所長の息子で少年探偵団の1人、小泉少年に迫るシーン。

誰もいない遊園地で子供が謎のおじさんにひたすら追いかけられるという恐怖映像。
その後、時計台の長針と短針の間に首を置き、「3分経ったら首が落ちちゃうよ。」て…容赦なさ過ぎィイ!!!

てかそれ以上に、事務所もバレてるわ、少年たちが2回も誘拐されるわって…明智先生もガード甘過ぎィイ!!!

クライマックスはマシンガンによる銃撃戦て、どこの国ですか?と思う反面、ここまでのリアリティ無視は逆に新鮮だったり笑
こういうワクワクする邦画、減ったよなあ。