のら

レオン 完全版ののらのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
5.0
孤独な殺し屋の男と一人の孤独な少女。少女は麻薬捜査官に殺された家族の復讐を誓い、男に殺しの手ほどきを教わる。

“Is life always this hard, or is it just when you're a kid?”
『大人になっても人生は辛い?』

“Always like this.”
『辛いさ』

もうこのシーンね!!久々に見返したらこのシーンだけでお腹いっぱいになったわ泣いたわ(早い)。
本当にこの映画が中学の頃から好きで好きで、子どもの時も響いたけど大人になったら更に響いたたわ…。
なんでこんなに好きなのかと思ったら、私が好きな要素がたくさんあった

・年の差もの
・悲恋
・主人公とヒロインが孤独を抱えている
・悪役に魅力がある
・アクションがスタイリッシュ
・飽きのこない展開とストーリー
・ちょっと笑うシーンもある

レオンのゲイリーが好きです。
何が好きって、お薬カリッからの銃弾ぶちかましーからの動きとか、『アイラァァブ…モーツァルト…』『エエエイブリワァァン!!!』の狂ったような台詞回しとか、もう言い出したらキリがないよ!
当時マチルダ役のナタリーが美しー
憂いのある横顔、笑ったときのキュートな顔、への字眉の泣き顔…ロリータっぽい要素があるにはあったけど、ナタリーがやると全く下品な感じがしなかったのはこのお顔のおかげ。
ジャン・レノ演じるレオンの普段のむすっとした顔が、映画を見るときやマチルダと遊ぶ時には素の表情になり、人間臭い一面が見えてホッとする。
まだ未見の方はなんならレオン劇場公開版から見るのをオススメ
そっからうおーもっと二人の絡み見たいんじゃ〜と思った方は完全版を見ることをオススメ。そしたら二倍楽しめるよ!
やや危うい感じのする完全版も、二人の関係がシンプルに描かれてる劇場公開版もどっちも好き。

エンディングのスティングの曲が悲しくてまた泣きそうになる。
ラストシーンを見ると『大地に根を張って生きていきたい』と言ったレオンの言葉を思い出す。

ベッソンまたこんなの作ってくれ!
無理か!
のら

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