FREDDY

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

逃走中の銀行強盗を、そうとは知らずに家に迎え入れた親切な中年紳士が一変して異常性を発揮し、強盗を恐るべき状況に陥れる一夜の出来事を描いたクライム・サスペンス作品ということで。印象としては、ウォーウィック・ウィルソンを演じたデヴィッド・ハイド・ピアースは魅力的で目に残るものを強く感じましたし、ジョン・テイラーを演じたクレイン・クロフォードも良かった。そして、銀行強盗を働き警察に追われているジョン・テイラーと、高級住宅街にある自宅でディナー・パーティを開こうとしていたウォーウィック・ウィルソンの2人を軸に描かれる物語はとても面白く、驚かされるような展開には心惹かれましたし、これからの展開に期待を抱き最後まで画面から目が離せずにいたことは確かなのだが、期待を裏切られたと言いますか、途中までは良かったんですけどね。「予測不可能」や「衝撃的な展開」というものを視聴者に仕掛ける姿勢は評価するのだが、結論から言うと、"余計なもの"が邪魔をして終盤は失速。これは構成にも敗因があるのかもしれないが、"銀行強盗"というワードを早めに処理して終盤でウォーウィック・ウィルソンの正体を明かした方が個人的には良かったですね。驚かされてからの中弛みは気になるところかと。ただ、決して悪い作品ではないですし、観て損はないかと。
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