過去に戻るスタートレックにハズレなし。前回は太陽？を利用したスイングバイ的な謎加速理論でタイムワープしていたけど、今回はもうなんだかもよくわからない何かで過去に飛んでいた。
そして前回では、確定した歴史は覆らないという建て付けで過去にバリバリ干渉してタイムパラドックスを無視していたけど、今回はしっかり歴史が改変されていた。やっぱダメなんじゃん。
でも今回もタイムパラドックスには全く気を使わず、過去の人たちにめちゃくちゃ未来の出来事や技術を紹介しまくっていた。これがトレック流、タイムパトロールなど存在しないのだ。
あと、映像が急に次のステージに進んだ感がある。デジタル処理がかなり自然になったのもそうだけど、エンタープライズの内装や制服、モニターの表示なんかが格段にグレードアップしていてとても良かった。業界全体の進歩なのか、この映画がいきなり巨額の予算を獲得したのかは知らないけど。
というわけで楽しかったんだけど、ピカード艦長とデータ以外のクルーが全く目立ってこないのが残念。ネメシスと艦内に偏在しているウーピーゴールドバーグとかどこいったんだ。もっとチーム感を出してほしい。
クライマックスで突然ピカードがタンクトップでフィジカルアピールしだしたのは相当良かった。なんなんあれ。
