かれん

スタートレック ファーストコンタクトのかれんのレビュー・感想・評価

3.9
人間の姿をしたボーグは、あらゆるものを同化させてしまう。人間だけでなく、地球全体もボーグにされてしまう。

ふぅ。新シリーズに結構慣れてきました。
今作はライカ−副艦長が監督を務めています。作中ではあまり目立った活躍はみせない彼ですが、監督としてはかなりの大活躍だと思います。
ボーグはものすごく怖くて、侵略ものにぴったりの敵でした。また、今回もアンドロイドのデータがかなり良い味を出していて、自分たちが完全種族だと思っているボーグと人間になりたいデータが作品の深みを出しています。
対ボーグを軸に、現代科学の進む未来が描かれていて、SF(サイエンスフィクション)という意味を考えると、しっかりSF映画に仕上がっています。
96年の映画ということもあって、大分違和感を感じさせない映像になってきました。けれど、同年にインディペンデンスデイが公開されていると考えると、やっぱり中学生と大人くらいの差はあるような気がします。
今作は、シリーズ一連を観ていなくても楽しめる映画ですが、このことを考えると、作品の方向転換をしたとはいえ、やっぱり初期シリーズから通して楽しむべき映画なのかもしれません。
かれん

かれん