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長江哀歌(ちょうこうエレジー)のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.3
三峡ダム建設によって水中に沈みゆく町、四川省奉節を舞台にしたヒューマン・ドラマ。
監督はジャ・ジャンクー。
ヴェネツィア映画祭金獅子賞受賞作。
原題: 三峡好人、
(英)Still Life (2006)

~主な登場人物は二人~
・3000元を払って奉節の若い女性と結婚した山西省の炭鉱夫(ハン・サンミン):16年前に逃げられた妻と娘を連れ戻そうと山西省からやってくるが、かつて妻が住んでいた場所がすでに水没してしまったことを知り、再会するまで地元の労働者と共に建物の解体に従事する…
・2年間音信不通の夫に会いに山西省からきた女性(チャオ・タオ):ある決心を夫に語る…

煙草(タバコ)→酒(サケ)→茶(チヤ)→糖(アメ)→綱渡り

「なぜ、16年も経ってから会いに来たの?」

「俺はいいが、彼女の兄に貸した3000元を返してくれ」

「解体は50元、炭鉱は200元→炭鉱の仕事は危険だ。…1年に10人以上が死ぬ」

国の政策や生活のため故郷を去るなどして離ればなれにならざるをえない人々の現実を静かなトーンで描いている。
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