セイラ

つみきのいえのセイラのレビュー・感想・評価

つみきのいえ(2008年製作の映画)
3.9
・アカデミー短編アニメ賞を受賞した初の日本映画
・静謐で穏やかなおじいさんの12分の回想物語
・色鉛筆感のあるタッチがなお心に沁みるアニメーション
・セリフ無しだからこそ生活音が愛おしい

※長澤まさみさんのナレーション無しを鑑賞
男性側の回想に弱い方に心からおすすめ。
とても良い12分だった。
『カールじいさんの空飛ぶ家』や『きみに読む物語』のライアン・ゴズリングに感涙する方は間違いなく心動かされるはず。

誰と何をして過ごしてきた空間か、を思い出すことがいかに大事か思い出した。
実家にあるただ一つのコップにも物語があったり、
元々自分のお部屋だったところが帰省したときに書斎になっていたり、
そういうのに似た寂しさや温もりを沸々と感じられる作品。
セイラ

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