あかねちん

リトル・ランナーのあかねちんのレビュー・感想・評価

リトル・ランナー(2004年製作の映画)
4.2
コミカルな演出の中に思春期の少年の"奇跡を起こす"ことに対しての純粋さと一途さが心に沁み、ほろりと涙を流してしまう作品。

カトリック校に通うが思春期なので女の子やタバコに興味津々で校則というかカトリックの規律?を破りまくる問題児な主人公。そんな主人公のお母さんは病院暮しで、ある日意識不明になる。母が目覚めるには"奇跡でも起こらない限り無理だ"という言葉を信じ、奇跡を起こすために奮闘し、ボストンマラソンでの優勝を目指す。

ストーリーは少年の成長がメインで、わかりやすいし、展開もなんとなーく読めるが少年のピュアさと一途さと思春期のアホさ具合のバランスが丁度いい!思春期で大人たちに怒られて捻くれててもおかしくないのに奇跡を信じる姿がなんとも愛おしかった。周りの人も優しい人が多いので観ていて少年を一生懸命応援したくなる!特に雨の中練習するシーン。あそこめっちゃ好き。

音楽も爽やかな音楽とキリスト教の神聖な音楽があり素敵!特に「ハレルヤ」が良かった。
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