このレビューはネタバレを含みます
匂わせが上手いなと感じた。「えっコレってさっき全然関係ない人が言ってたやつじゃ…」であったり、偶然にしてはでき過ぎているのにその辺のスレスレのところを綱渡りするような。段々テンポが良くなるので挫けがちであろう序盤を乗り越えるとあっという間に終わりがくる。そして肝心な怖さについては期待して良いノンフィクション調なのでカメラは必ず誰かが手に持っていることが伝わるスリリングさは満遍なく散りばめられている。
個人的に最後の石井潤子の自室の呪術呪術したセットや、憑かれた?人が書く落書きの紋様(鳥居の足元の石の紋様)がかなりデザイン的にイケてたのでもう少しゆっくり見たかった。
で、アルミホイルまみれの霊能力者の"霊能力"はほぼ統合失調症のメジャーな症状で、その中のごく一部の要素が霊能力的だったのでそこを知っていると見え方が変わってくるかもしれない。