ももんがぁ

スプリット・セカンドのももんがぁのレビュー・感想・評価

スプリット・セカンド(1992年製作の映画)
3.6
心臓抉りエイリアンvsルドガー・ハウアー


時は2008年の近未来のロンドン。

温暖化の影響で水没した都市を舞台に被害者の心臓を抉って食べる猟奇殺人が発生。

かつて相棒を殺され署内でも変人扱いされているストーン刑事はこの事件の犯人が相棒を殺した犯人と同一人物であると睨み、新たな相棒と共に捜査を開始するのだが、、、


丸グラサンしてタバコ吸いながらバカでかい銃ぶっ放すルドガー・ハウアーがとにかくかっけぇ!

ストーリーはSFアクションホラーって感じなんですが無駄にサスペンス風味を盛り込んだ結果とにかくヘンテコな内容になっております。

この犯人というのがそもそも人外のクリーチャーなのですが、犯行現場に血文字を残したり主人公達に占星術で次の犯行のヒント出したり警察署にわざわざ被害者の心臓をアタッシュケースに入れて送りつけて挑発したりと無駄に知的!🤣

そもそも両手がフレディーみたいな鉤爪なのにどうやって血文字残してん??

そして元相棒が死んだ事をいいことにその奥さんと所構わずキスしまくるルドガー・ハウアーは見所ですね。
絶対相棒死ぬ前から不倫してたやろ。と、

そんなポンコツストーリーですが監督が『バーニング』のトニー・メイラムという事もあって心臓を抉るゴア描写はなかなか良く。

エイリアンのクリーチャー造形に至ってはSFXの担当がエイリアン2、エイリアン3のステファン・ノリントンなのでめちゃくちゃかっけぇ。

ラストの展開までB級の域を出ないものの獰猛なエイリアンとルドガー・ハウアーがドンパチして戦うだけで既に面白いのでオススメ。

どうでもいいけどあの汚ねぇ冷蔵庫に張り付いてるチョコ食べれるキム・キャトラル、ヤバいね。
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