このレビューはネタバレを含みます
主人公マックス・コーエンは天才的な頭脳を持ち、世の中の全ては数学によって説明ができると信じている。ある日、彼はコンピューターが216桁の数字を叩きだしたのを目撃する。それから彼はその216桁の数字に取り憑かれ、現実と妄想の境目が曖昧になっていく。
テクノのBGMや画面の不気味さや不可解なストーリーも相まって悪夢を見ているようだった。特に、マックスが洗面所で自分の脳と思われるものをいじるシーンは非常に気味が悪い。
マックスが株式屋やユダヤ教の信者達から追いかけ回されるシーンは現実の出来事なのか彼の妄想なのか区別がつかなくなっている場面は緊迫感があった。