このレビューはネタバレを含みます
モノクロームの画面と、90年代の陰鬱なテクノ系のビート。
全ては法則に支配されていて、つまり全ては数字・数学で説明がつくはずだ、と・・・。ある種のパラノイアの物語。
バッド・トリップのような強烈な偏頭痛に苦しむ主人公。かなりの割合でBGMとしてテクノが被さっており、鎮痛剤?💊も含め、やっぱりドラッグのメタファーなのでしょう。🧠🐜等、妄想と思われる場面も多い。
株≒金、宗教と絡めたストーリーがあるにはあるけれど、二次的に感じました。
うーん、数字・数学が苦手な自分には主人公の思考回路が分からないし、偏執狂的なとこもついていけなかった。
ただ、好き・嫌いは別にして監督が描きたかった世界観みたいなモノは予想以上に心に焼きついた感じです。