はる

ヒッチャーのはるのレビュー・感想・評価

ヒッチャー(1986年製作の映画)
4.0
愛だったのか!?きっとそうだ。
なぜに、簡単に殺せるはずの少年を殺さず 執拗に追いかけて、追い回すのか。
犯人に仕立て上げたかったのか?
いや、違う。
それなら 何で 警察の前に姿を現せた上に 女を引っ張りあげた?
警察の目の前で 今までの事は すべて俺の仕業だ。
と正々堂々と白状しているようなものではないか。
どうしても、少年に自分を殺してほしい一身で 追い回してたのだろう。
彼女を引っ張り殺したのは きっと 一種の嫉妬からだったんじゃないか・・・
あの犯人は 少年を愛してたからこそ 少年に自分を殺してほしかったのだろう。

そして、少年に自分の事を忘れてほしくなかったからこそ いろんな恐怖を植え付け、自分を殺させたんじゃないか。 と、1回目の観賞では分からなかった部分が 2回目の観賞で ようやく見えました。
一度目は 怖い・・・
ヒッチハイカーは恐ろしい・・・ など
ただ怖さと、犯人にされたもどかしさがありましたが
2回目に ストーリー全体を鮮明に覚えてる中 落ち着いて観てみると あの最初に車の中で見つめてる時点から あぁ・・・そうだったんだ。 と
そこから 段々 なるほど・・納得・・・。 愛してるがゆえに そういう結論に至ったんだなぁ・・・と。

それにしても、犯人さんって なかなかの 銃の腕前だよね。ヘリコプター落下させちゃうんだもの。 それに いろんな人を短時間で殺せちゃうほどの素早さだし。
最初から あの少年を殺す気なかったんだな~って分かるよね。
あの引っ張り殺されたた女の子は可哀相だったけど・・・ やっぱ、昔の映画って 今のと違って 怖さの中にも奥深さがあるよねぇ・・・・
そういえば・・・ 陸送で運んでた あの車 ボロボロに廃車寸前くらいになったと思うんだけど 持ち主は 泣くね・・・・(笑)
はる

はる