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ゴーストワールドのymmtdiskのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく魅力的な映画だった。思春期に見ていたらなにか影響を受けていたかもしれない。
私の中学高校時代にも「周りとはちょっと違う自分」ということを過度に表に出したりする時期があったように思う。
この映画はそういった部分に優しく手を当ててくれるような、そんな余韻があった。

廃止されたバスを待つノーマンの存在や台詞が示唆的。「あんたはなにもわかってない」「私も街を出る」そして最終的に、バスは来る。
この映画の終わり方にはいろいろな考察がされているけど、私としては「稼働していなかった人生(LIFE, not in service)」がようやく動き出す。イーニドは変化すると決意してベンチを立つ、バスに乗る、という解釈をして区切りをつけた。

「3人のため」と言いつつも結局は独りよがりなイーニドの父親、薄っぺらい美術講師がなんか嫌。
ジーンズの存在感が不思議。
サントラもよい。

一応これについても言及しておくべきか。
台詞上は「セックスしたい」だの言っているけど、直接的な性描写はない。それでもソーラ・バーチもスカーレット・ヨハンソンもエッロい。

以下は自分用のあらすじまとめ。

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郊外の退屈な街で高校卒業を迎えたイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。卒業後は進学も就職もせず、共同生活をするという目標以外はなにもない。ある日ふたりはイタズラで出会い系広告に掲載されていた連絡先に電話し、シーモア(スティーヴ・ブシェミ)という男にちょっかいを出し始める。
レベッカはアルバイトを始めて徐々に社会に身を馴染ませていくが、イーニドは取り残されて、徐々に心の拠り所をシーモアへと移していった。そんな中、美術の補講や父親の再婚相手などがイーニドの心を掻き乱し、さらにはシーモアにも彼女ができ……
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