腐れかけのradio

ランド・オブ・ザ・デッドの腐れかけのradioのレビュー・感想・評価

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)
4.2
ロメロ監督が『死霊のえじき』で描いたバブは知性と感情を持つに至った。

今作のゾンビは餌を与えるわけでもないのに感情や知性が芽生えてきている。

この後に撮られた『サバイバル・オブ・ザ・デッド』のように生前の行動を繰り返すのではなく、序盤のセリフにあるように「人間に戻りつつある」ようにみえる。

ロメロにとってゾンビってなんなんだろう?
古典ホラーにおける怪物的な位置づけであるはずなのに、むしろ人間に罰を与えてくれるヒーローのようにすら見える。
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