主人公があまり好きになれなかった。終始ふざけている様子だったりするのがなんだか微妙。結構イライラしてしまった。
最後、成長してようやく多少好感が持てた。
一方で若者の方には人の良さが見える展開を挟んでいて、良いと思う。
山中火災現場の大見せ場シーン、迫力がすごい。特撮と実写を混ぜてるとは思うんだけど、かなり緊迫感のある場面ですごく好き。
他にも、主人公の死後ヒロインを訪ねた友人が発破をかけるシーンでの切り返しのショットや、霊体の主人公とヒロインがダンスを踊るシーンなどにおけるフレームインするかしないかの絶妙さなども名場面。
また、オードリーヘップバーンの遺作である本作。金色に輝く小麦畑の中を歩く、主人公とオードリーを並走しながら撮ったシーンは叙情豊かで非常に美しくて良かった。
とは言え総じてスピリチュアル感過多な印象。そこが良さでもあり、難でもある。