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次郎長三国志 第三部 次郎長と石松のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-146 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋マキノ雅弘が監督したシリーズ第三部になります。第一部、第二部と同じスタッフで制作され、久慈あさみ扮する、投節お仲が初登場します。同時に第四部も撮影され、シリーズが本格化しました。

🖋本作は少しシリーズの中でも異色の作品で、第二作の終盤で鮮烈な登場をした森の石松(森繁久彌)がほぼ全編で主役級の働き。次郎長が牢屋に入っている間の石松の物語が中心です。とにかくまだ映画デビューしてそんなに経ってないのに、とにかくその吃音の石松を特徴ある台詞、行動で魅せてくれます。凄いですね!!本作から登場した久慈あさみ扮する、投節お仲との恋路もあり。

🖋第四部と一緒に撮影したこともあり、次郎長の活躍は次作に期待ですね!!

🖋(シリーズ全般):ほんと観ていて痛快!!義理と人情に心温まり、娯楽作品としての和みもいっぱい。今の殺伐とした時代にこそ観るべき作品かもしれません。“清水の次郎長”何度も映画化されている作品ですが、やっぱりマキノ雅弘監督の本シリーズがオリジンであり、一番面白い!!シリーズ化されて第9作まで早撮りのマキノの真骨頂、2年間で制作されたんですね。なのでどうやら途中で原作を追い越したみたいです(笑)。義理と人情、恋あり、意地あり、喧嘩あり、そして笑いと涙ありの娯楽大作、意地と度胸を懐に命を賭けたやくざ渡世をゆく次郎長一家の活躍を描いたシリーズです。さあ、続きをゆっくりと鑑賞していきます!!

😆Story:(参考: 映画の時間)
石松は旅の途中次郎長一家と一緒になり、子分になれと誘いをうけたが断って皆と別れ、一人旅を続けていたが、黒駒勝蔵の代貸大岩の妹とねんごろになって大岩に追われる追分三五郎をひょんなことから救った。三五郎はちゃっかりした男だが宿場の賭場で投節お仲の艷な打ちぶりに幻惑されてスッテンテンになり、応援に出た石松もお仲のいかさまにかかって文無しになった。翌日二人の部屋を訪れたお仲は歯切れのいい仁義を切ったあと、昨夜はいかさまをしたといって石松に金を戻す。女好きの三五郎はお仲にすっかり参ってしまったが、お仲はドモリの石松を好いて二人で旅をしようと口説くのだった。しかし人の好い石松は三五郎を置去りにすることができず、お仲は一人宿を立っていった。一方、次郎長一家は旅の途中のある賭場で開帳中を役人に捕えられ……。

🔸Database🔸
・邦題 :『次郎長三国志 第三部 次郎長と石松』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1953/06/03
・上映時間 : 87分
・受賞 : ※※※
・監督 : マキノ雅弘
・脚本 : 松浦健郎
・原作 : 村上元三
・撮影 : 山田一夫
・音楽 : 鈴木静一
・出演 : 小堀明男、森繁久彌、小泉博 、久慈あさみ、河津清三郎、田中春男、石井一雄、森健二、田崎潤、若山セツ子、花房一美、豊島美智子、広沢虎造

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
スタッフは第一部・第二部と同様である。出演者には前二作のメンバーに「プーサン」の小泉博、「逃亡地帯」の久慈あさみ、新人花房一美が加っている。
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