ユナマリア

次郎長三国志 第三部 次郎長と石松のユナマリアのレビュー・感想・評価

5.0
マキノ雅弘監督による「次郎長三国志」シリーズ第三部。

前半は人気キャラ石の森松を中心としたラブコメディ、後半は次郎長親分達といった構成。

色恋沙汰で喧嘩をしている追分三五郎。

それを助けたのが、次郎長達と別れた森の石松。

ふたりは意気投合し、宿を共にするのだが、そこで壺振りをしているお仲に森の石松は恋をする。

そして、次郎長達は賭博の罪に問われて、牢屋に入れられてしまう…

前半のラブコメパートのほのぼのとしたやり取りが良いし、個人的には久慈あさみ演じる投げ節お仲が、独特の色気を持ってて存在感が凄い。

森の石松と投げ節お仲が飲み明かしているシーンは名シーンだった。

ただ、やっぱり次郎長が登場してからのパートが最高に盛り上がる。

ラストシーンの啖呵を切るところのカタルシスが半端じゃない。

約70年前のシリーズだが、現代のマネージャー達にとっても、次郎長のやり方は参考になるだろうし、個性溢れる子分達を見ていると、自分の役割を理解する事が大事であると改めて感じた。
ユナマリア

ユナマリア