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娘・妻・母のOのネタバレレビュー・内容・結末

娘・妻・母(1960年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

成瀬巳喜男作品のオールスターが勢揃い。
普遍的な日本の家族の揉め事を情緒的に描く。
笠 智衆の存在感たるや。ラストの台詞は老いていく自分の在り方について考えさせられる。もし老人ホームに入るなら元気なうちに自分で選択して入居したい。これはしょうがないことなんだけど子は自分の事ばかりで親の気持ちは考えもしない。正直に生きることは恐ろしくもある。
結局のところ兄弟は他人の始まりで親子は他人。
原節子が結婚について悟るように話すシーンが良い。好きになった人を諦めて母親の為に再婚を決めた、その後が気になる。
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