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娘・妻・母のeiganoTOKOのネタバレレビュー・内容・結末

娘・妻・母(1960年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

各時代、世代の女をすいも甘いもいきいきと描き切り、なおかつ公共コモンがつぶれて資本主義の象徴銀行運営のアパートが建つ、など風刺が素晴らしい。
家事のできない男が除け者にされるさま、死ぬ間際まで働く必要が出てくる老人などは時代の先読みがすぎるぞ…
笠智衆の無駄遣い最高‼︎

それと、衣装や小物の色合いが決して高級感と緊張感のある小津安二郎とは違った良さを醸し出している。
ショートケーキや、バーの飲み物や、お茶碗や急須と、着物の色合いがばつぐん。
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