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娘・妻・母のRのネタバレレビュー・内容・結末

娘・妻・母(1960年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「どんな仲の良い夫婦だってたまには1人になりたいことがあるんじゃないのかな」「男の人はね」「女の人はどうです?」「そんなことに興味があるのは、あなたが独身だからでしょ」何この辺の会話のキス前フラグ!「男の人だってピンからキリまであるわよ、出来のいいスイカだってあるし、うらないのかぼちゃだってあるでしょ」

「自惚れてんのよ、少しばかり二枚目だと思って」「うちはみんな美男美女の系統だからな、兄貴(森雅之)だって良い男だし、早苗姉さん(原節子)だって、薫姉さんだって(草笛光子)大したもんだよ、おまえ(団令子)だけが出来損なっちゃったんだよ」「何言ってんのよ」いちいちセリフがわらける!好き!

「うちの旦那ってのっぺりした二枚目でしょ」「ふんっ言うわね、缶詰のたけのこみたいな顔してる癖に」「ツルツルってしてるところがいいらしいんだ若い女の子には」加代キミ子が宝田明のこと缶詰のたけのこみたいな顔してるは草すぎwwwwww

「お母さんあたしの家くる?」って言う時の原節子、もう東京物語思い出しちゃうよね…「あたしってお嫁に行く他に脳がないんですって」「だって、あなたが若くて可愛らしいお嫁さんをお貰いになる日をあなたのご両親が指折り数えて待ってらっしゃるんじゃないの」「あなたとのお付き合いとっても楽しかったわ、わたしクタクタに疲れてたの、カラカラに喉が乾いてたのよ、その時あなたにお会いしたんだわ、いっぺんに元気が出て嬉しかったわ、それだけでたくさん」やっぱり成瀬巳喜男にでてくる仲代達矢はかわいい!

帰ってきてから京都のお話をニコニコする原節子がもう堪らなくてね、三益愛子さすがだなあ………上原謙さんはその再婚相手候補の役なんだけれど全然出てこないよ〜合わせて10秒ぐらいかな。
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