アリバイ

娘・妻・母のアリバイのレビュー・感想・評価

娘・妻・母(1960年製作の映画)
3.6
主役級の俳優陣が流れるように登場し、金と親の面倒をめぐって揉めるホームドラマ。
内容は家族もいえども所詮は他人、というものであるが、そこからもう一歩奥行きを感じるのは原節子がいるからでしょう。東京物語と似てるのは言うまでもなく。
佇まいだけで、女性特有のゆったりした感じ、ねっとりした感じと、また同時にどこか物哀しい感じがする彼女であるが、それがきれいに役と重なっている。
それにしても特に草笛光子と団令子はひどい言いようだなぁ...笑
こういう話し合いって金銭と感情の両方が絡まざるを得ないから難しい。
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