きんゐかうし卿

地球外生命体捕獲のきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

地球外生命体捕獲(2006年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅にて鑑賞。原題"Altered"。E.サンチェスが『ブレア・ウィッチ・プロジェクト('99)』以来7年振り監督したSFホラー。起伏の少ない平坦なストーリーに一貫性の無い自己矛盾な言動を繰り返す登場人物達。誰一人感情移入出来ず、何がしたいのか判らない魅力に欠ける連中しか出て来ない。何かとイチャつくA.カウフマンの“ワイアット”とC.マンガンの“ホープ”。エイリアンは小柄な緑色で河童か『妖怪人間ベム('68)』に登場する変身後の“ベロ”の様でこれも行動原理や目的が判らない。文句無しの赤点。30/100点。

・そもそも"Probed"と云うタイトルで、SFホラーコメディとして企画・製作が進められていたらしい。

・クライマックスで土地が窪む程、家をブッ飛ばした筈なのに、何故か車のみ無事で残ると云うご都合主義的な不可解さ。他にもおかしな点や明らかに破綻している箇所はあるが、退屈な展開ばかりで時間の無駄にしか思えず、観直す気が削がれてしまい断念。全てにおいてオリジナリティが乏しく、求心力が微塵も感じられない愚作としか云い様が無い一作。

・鑑賞日:2016年12月28日