白波

極道兵器の白波のレビュー・感想・評価

極道兵器(2010年製作の映画)
3.7
プライム・ビデオ鑑賞
エログロサイバーバイオレンス任侠映画。
坂口拓のどヤクザ演技がすごく、口上までベッタベタです。
特に顔芸というか表情作りが原作の雰囲気そのままでした。
色々やりたい放題で、でも随所でセンスのある小ネタが見られたり、勢いだけで無いのも良いです。
ズラのカットの入れ方とかうまいですよ。
物語は世界を支配するマフィアに対抗するため、手の付けられないヤクザ者が日本政府により改造。
サイボーグ化した極道兵器となり、血で血を洗う戦いを繰り広げる。そんな感じのB級感たっぷりな作品です。
片手にガトリング・片膝にはロケットランチャーが搭載されるのですが、「プラネットテラー」や「片腕マシンガール」と違い、素手素足から瞬時に変形するSF仕様です。
この変形がショットガンのリロードのようで、思いの外見ていて楽しい。
他にも随所にアイディアに溢れ、てっちゃんとの一騎打ちもでの女体武器の発想がすごい。
その武器の発射位置がまた面白く、特にロケットは笑うしかないですね。
ムーブもポールダンスを見事に活かしているのですが、本当よく撮ったものです。
最終決戦は“アトミック極道”や“地上最強のチンポ”などのパワーワードが溢れる中、その雌雄の決し方も天晴れなものでした。
ツッコミどころは非常に多いです。が、ここまで振り切っているとすごく面白かったですね。
あと「ササラモサラ」って初めて耳にしましたよ。
白波

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