トシオ88

白夫人の妖恋のトシオ88のレビュー・感想・評価

白夫人の妖恋(1956年製作の映画)
3.8
東宝とショウブラザーズの合作による伝奇譚。全てセットで構成された中国・宋の時代を舞台にした妖蛇恋愛伝奇譚が、池部良、山口淑子、八千草薫を主人公として悠々と描かれる。

ポップでどこかセンチメンタルな色調で描かれるこの世とも思えぬストーリー…の筈だけど、兎に角池部良のダメンズ振りが凄い😆そしてこんなダメンズに恋焦がれる李香蘭こと山口淑子の妖艶な振る舞い。身近にもいるけど、なんでこんなクソ野郎にこんな美人が…という典型的なダメンズストーリー。まさか約70年前の邦画で鑑賞できるとは😆

そしてフェロモン爆裂山口淑子の従女役の八千草薫が圧倒的にキュート!コケティッシュな魅力に溢れてサイコー!😍😍 こんな山口・八千草コンビに恋慕われる池部良は、やがて彼女たちが妖怪の類とわかり逃げまくり、最後は寺本山に籠るが… 池部良は確かにハンサムでモテるのもわかるけど「贅沢は大概にしろ!」とモテない男たちは当時の劇場で心の底で叫んだに違いない😭
しかしやがて従女八千草薫にも呆れられ、見捨てられた山口淑子と池部良の恋の行方は…観てのお楽しみ😆

聞くところによるとオールカラーの特撮映画は本作が初めてだったのこと。円谷英二のダイナミックな水を使った特撮が終盤炸裂する🌊そして名優左卜全の神様、東野英治郎の道士🧙‍♀️が楽しい😆こんな素敵な日本映画をさりげなくプライムに加えるAmazon。これからも隠れ名作をラインナップに加えて欲しいなぁ😃🎬
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