瀬口航平

死と処女(おとめ)の瀬口航平のネタバレレビュー・内容・結末

死と処女(おとめ)(1995年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

これはすごい。。。最初は、うわあ、、この女イカれとる、、、ってなったんだけど、事情がわかるにつれて、うーん、、、そうかあ、、、と旦那といっしょに観客も変わっていってしまう不思議。。。

話の内容はみんながレビューしてくれてるから書かない。

たった3人しかいないけども、国とか政治とか大きな話につながっているとこも面白い。
俳優の演技にぜんぶ説得力あるから、全然飽きない。

最後は、やっぱり本当に彼がやったということ、、、、??
もうあそこまでいったらなにをしても言っても殺されると思ったから、最後の最後に彼女を思いっきり傷つけたくて、今まで聞いた話をもとにでっちあげたとか、、??
割とおれはこの人白だなと思ってたんだけど、やってたのか??
彼女のした話以上にかなり話も具体的だったように思うし、彼女自身も正直に告白されたと受け取ったように感じた。いや、うーーーん、どうだろ、こいつ違ったわ、ってなったのかもしれん。。だから解放した?
嘘ついて自分の身を守ろうとしやがって!で殺そうとするのはわかるけど、自白したから解放するのはわからない。こいつやっぱ完全に黒だわ!と確信したら、殺す方向に行くんでは、、、?それとも話の内容の中に、彼女の知らない事実があって、それに何かしらの影響を受けて殺すのをやめた?
わかんないけど彼は最後に彼女を傷つけるために話をでっち上げた説が一番近いのか、、、、??
最後だけわからんかったけど、でもそれも含めて面白かった。
精神的トラウマを抱えた人間の持つ執着とか神経の過敏さがどんなものか、それらを持った人間とどう向き合うべきかを旦那の態度を通して考えたり、もしそれに国とか政治とか大きな単位の集団が関わっていたんだとしたら、、、??みたいな話なのかな、と思った。戯曲みたいだから読んでみたいね。
瀬口航平

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