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死と処女(おとめ)のlotusのネタバレレビュー・内容・結末

死と処女(おとめ)(1995年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく好きです。久しぶりにこんなに惹き込まれる作品に出会った気がする。
PTSDを抱える主人公が、"Death and the Maiden"のカセットテープをかけながら医師に迫るシーン。彼女は曲を聴くと当時のことがフラッシュバックするのだろう。シラを切り続ける医師にも、当時のことを思い出させようとしたのか、それとも形勢逆転し、当時と同じ状況で彼を痛めつけたかったのか。なぜ医師の告白を聞いた後、彼を崖から突き落とさず無言で立ち去ったのか。彼女の行動は理解できない部分が多かったけど、ラストシーンの彼女の表情を見て、トラウマを抱えた人の心情や行動を"分かった気になろうとする"のはやめようと心に誓った。
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