SHIHA

ノストラダムスの大予言のSHIHAのレビュー・感想・評価

ノストラダムスの大予言(1974年製作の映画)
4.0
よくあるパニック映画と違って、
じわじわと壊れていく世界を描いている点が面白い。

また、こんな映画を当時は文部省が推奨していたというのだから驚きだ。
むしろ、売国派閥の自民党清和会が日本を牛耳る以前の1970年代の日本政府はまともな政府だったともいえる。

今の日本の現状を見れば、これを単なるジョーク映画とは笑い飛ばせない部分がある。
最後に丹波哲郎は総理に呼びかける。
「総理、政治とは何でしょう?人間が人間として生存させる責任であります。その人間の生存自体が、壊滅の急坂をいま加速をつけながら転がり落ちているんです」
遺伝子改変ワクチンを打たせる政府など、実世界がジョーク映画以上に狂っているのですから・・・・。


映画中の講義で説明されているネズミの実験の話は実際に実験されていて、何度も実験した結果、飽和過密後にネズミは自ずから滅亡へと至ることが結論付けられている。
☞『UNIVERSE 25』でググってみてください。

「レミングの死への大行進」は迷信とされていますが、それを彷彿とさせる話です。
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