SatoEmiko

がんばれ、リアムのSatoEmikoのレビュー・感想・評価

がんばれ、リアム(2000年製作の映画)
4.0
1日1日純粋に一生懸命生きるリアムの目で見た第二次大戦に突き進んでいくリバプール。
吃音気味で思うように話せないし、お説教の地獄は怖いし、家は貧乏だし足掻けば足掻くほど悪化しつづける家の中と、外の世界はとても辛いけれど、ひたむきにピュアに生きるリアムの目に移るまだ新しい世界にまだ残る美しいものたち…大好きなお姉ちゃん、何だかんだ言いつつ人情に溢れた人たちに、かっこいい西部劇…に、こんな不条理に満ちた世界でも悪くないかもしれないと思わされる。
状況が悪化すれば外に敵を求め自滅していくしか道のない大人たちは情けなく切ないけれど一生懸命なリアムに元気づけられる映画でした。
リアムくんをとにかくヨシヨシしたくなる!
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