Maki

血と骨のMakiのレビュー・感想・評価

血と骨(2004年製作の映画)
3.5
気に食わないことがあると、家を破壊する、だれかれ構わず暴行する、トコトンやる。歯向かえば、たとえ家族だろうと従業員だろうと半殺しにされる。この男、怪物じゃないか?

希望に満ち溢れたような眼差しで日本に渡った若き青年が、どういうわけか極めて自己中な中年となり、周りを散々傷付けて暴れた結果、自身も片脚を不自由にし、あれほど執着したお金も故郷に寄付し、寂しい最期を迎える。

実在していたというのだからヒヤリとするが、今でも国によっては、金俊平ほどではないにせよ、このミニチュア版のような男が存在するのだろうと思う。
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