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ゼロ年代全景
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『ゼロ年代全景』に投稿された感想・評価

tetsu

tetsuの感想・評価

2.3
『ウィーアーリトルゾンビーズ』の長久監督の初期作があるということで観賞。

2000-2009年を舞台に描かれたオムニバス映画。60分×3で描かれるゼロ年代の風景。

というわけで、今回は1作品ずつご紹介。

『FLOG』監督:長久允
☆×2.2
最後の雨から3か月が経った日本。
売れないカメラマン、顔に大きな傷がある風俗嬢、古品回収をする男、そして、謎の新興宗教。彼らの退廃的な日々に終わりはくるのか...。

カエルの主観ショットから始まるオープニングに『ウィーアーリトルゾンビーズ』での様々な主観ショットの源流を感じるものの、映像や音質に関しては現在の学生映画を下回るクオリティ。とはいえ、後の2作品に比べれば、真っ当な作りであることや、監督作品に共通する浮遊した虚無感など、多少の見所もある。

『ブーケガルニ』監督:波多野純平
☆×2.3
ある事件をきっかけに週刊紙の記者になった主人公。先輩記者の指導を受け、取材を始めることになった彼女は再びあの事件に向き合うことになり...。

『FLOG』と比べて、明確なストーリーがあるため、まだ分かりやすいが、「事件の被害者」と「加害者にもなりえる記者」の関係性という主題に深く切り込めず、ありがちな結末に達してしまったのは、少し残念。

『茜さす部屋』監督:星崎久美子
☆×2.4
小説家志望の恋人とだらだら関係を続けるアラサー女性。妹の結婚を機に婚期を焦り始めた彼女はコンドームに穴を開けはじめる...。

3作品の中では、一番良かった。コミカルにこじらせている片桐はいり似の主人公が魅力的なだけでなく、脇役ながらも意外な事実が明らかになる津田寛治さんが良い味をだしていた。


総じて、作品としてのクオリティや、ゼロ年代を描くという点においては印象が薄いような気もしたが、当時の様子をありのまま残す一種のアーカイヴとしての価値はある作品だった。
ただ、本作で3時間を使うことはオススメはしない。笑

参考
DMM .com [ゼロ年代全景] DVDレンタル
https://www.dmm.com/rental/-/list/=/article=series/id=68220/
(どケチな筆者は、このサイトの1ヶ月お試し期間を活用してレンタルしました。数ある作品群から、わざわざ本作を借りるのはオススメしません。笑)
masat

masatの感想・評価

2.9
『フロッグ』(08/65分)を鑑賞。

いま生きている世界が、
如何にキモチ悪いかを言い当てていた。

2020年までには程遠く、コンプライアンスなんて言う言葉もない。
3Dがデジタル映像の最先端を走ろうとする前夜、さらに間も無く津波が日本を直撃する。
そんな2008年に、なんとも異様な世界を描き出そうとする野心作に出会った。

あのカメラマンは視力を失ったのか?お腹の赤ちゃんは無事なのか?
そして、肝心なのはあの“雨”。全てを流し、浄化してくれたのか?
異常気象の国。塩で清めたい忌まわしい土地。全てを浄化したい・・・

この監督、観客に投げっぱなしにする訳はない、答えははっきりしている。いや、いま観るとはっきりしている。この監督のデビュー作は、絶望から始まったのだ。
この刺激と挑発とスタイリッシュさを、追い掛けよう。類稀なる日本の才能がこんなところに、居た。
長久允監督の『FROG』のみ鑑賞。
作風が『そうして私たちはプールに金魚を、』や『ウィーアーリトルゾンビーズ』と全然違っていてびっくりした。