2回目の観賞。10年くらい前にレンタルして観たはずなのに、まったく覚えてない…たぶん内容があまりにも辛すぎて私の脳が記憶から排除したみたい。
実際に起きた聾学校での虐待事件をもとにした作品。
事件当時は、この映画の結末と同様に加害者達には、かなり軽い判決がくだされたみたいだけど、この映画をきっかけに国民の関心が高まり事件が再捜査されたと言うのは驚き。しかも法律改正まであったとか。
韓国映画って実話をもとにした作品が多い気がするんだけど、自分が知らない事件を知るきっかけにもなるし、こうして結果に繋がっているのを見れば、やはり意味があるんだな…映画の力恐るべし！（かなり史実と異なる作品も多いけど）
そして、いくら演技とはいえ子役にここまで演じさせるのが凄い…
もちろん直接的な性描写はないんだけど、かなりギリギリまでやらせてる。
もしかしたら合成なのかもしれないけど、演じてる子供達もどんな状況とか分かってるだろうし…でもそのギリギリまで見せてくるからこそ加害者達への嫌悪感や怒りを視聴者側へ募らせるのに効果的だったのかも。
被告側の弁護人？が裁判で言った
「幼い子と成人男性の性関係が可能か？もし可能でも、女児の同意なしにはできないでしょ⁉︎」ってセリフ。
もう唖然としたわ…なんなのコイツ…
どこまでが事実と同じか分からないけど、校長の表の顔がかなりの聖人で街全体が校長の味方だったり、警察も買収されていて…校長の奥さんも本当に校長の裏の顔を知らないの？最後は味方だった検事まで…この権力を悪用していく韓国のお決まり展開よ…
ラストに出てくる霧におおわれたムジン市のポスターがまた怖い。
余談だけど
この作品を観た当時、韓ドラにハマる前だったから知らなかったけど今観るとキャストかなり豪華。
校長役の人、悪役から気のいいおじさん役までこなす名脇役のイメージなんだけど、はじめてドラマで見た時に悪役ではなかったものの、なぜか嫌悪感があったのは、この作品を観ていたからなのかも…
そして、失礼ながらこの作品の役こそ、見た目も演技もかなりハマっていると思った。ほんと気持ち悪い…（褒めてます）
あとヨンドゥちゃん役のキム・ヒョンスちゃん…ペントハウスのロナか〜！この頃から演技力ヤバい。
