ポコ太郎

サイレンサー第4弾/破壊部隊のポコ太郎のレビュー・感想・評価

3.5
2023-67

作品としては、10億ドルの金塊を巡った三つ巴の戦いを描いた、王道スパイアクション。007を大分緩くしたような感じだが、秘密道具があったり、カーチェイスがあったりと、想像していたよりは大分面白かった。軽快で安っぽい音楽も個人的には好み。

とはいえ粗い部分も多く、特に主人公の格闘シーンのモッサリ感は笑える。シャロン・テートが一番上手く感じるレベル。ブルース・リーが武術指導したのはシャロン・テートだけだったのかな?他にも都合の良すぎる展開、無駄なお色気、突然ミュージカルを始める主人公など、ツッコミ所は多い。
そんなチープさも含めて楽しめる人以外は、あまりオススメ出来ない。

タランティーノ監督の作品の影響で、シャロン・テートに興味を持ったが、出演作を初めて見て綺麗でお茶目ないい役者さんだったんだなと思った。事件がなければもっと活躍していたと思うと残念な気持ちでいっぱいになった。