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きらきらひかるのlingmudayanのレビュー・感想・評価

きらきらひかる(1992年製作の映画)
2.5
薬師丸ひろ子は角川アイドル時代が終わった後、豊川悦司は『愛していると言ってくれ』の前に当たる時代。薬師丸がアルコールに溺れるのは恐らく性欲の代替で、ゲイを好きになってしまった女性はその性欲をどうしたらよいのかという問題に取り組んでいる。トヨエツのパートナーも含め3人で子どもをつくれないかという発想は最近研究があった気がするが、時代を先取りしている。3人が別々に一夜を過ごし、再び終結して大団円というのはちょっと都合が良すぎ。薬師丸が走り、ピアスを外して泣き、荒れ果てた心象風景の中を通って道路で寝るというシークエンスも演技は良いのだが、ステレオタイプな邦画と揶揄される演出の典型のようにも思える。
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