ヌルハチ

きらきらひかるのヌルハチのレビュー・感想・評価

きらきらひかる(1992年製作の映画)
1.1
ゲイカップルと風変わりな女3人組の奇妙な友情……というテーマではHUSH!やウエディング・バンケットなど色々な映画があるが、本作はちょっと微妙な感じだ。睦月(トヨエツ)も笑子(薬師丸ひろ子)も何がしたいのかわからないし、無意味なシーンが多すぎる。トヨエツの演技はあまりに大根すぎて辛い。
笑子は睦月のことが好きになってどうしても結婚がしたかったのかもわからないが、睦月は紺を愛しているのに(後に笑子にも情が湧き始めるにしても)どういう心境で結婚したのかが見えてこない。
睦月の恋人・紺(筒井道隆)だけが唯一マトモで、それゆえに哀れな役どころ。でもこの人は色気があって良かった。ぶっきらぼうなウェイトレスなど脇役のキャラクターはいい感じ。