ろく

免許がない!のろくのレビュー・感想・評価

免許がない!(1994年製作の映画)
2.0
車さえ出ていればなんでもいいや④

昔の教習所ってパワハラの嵐でしたよね。思いだしました。かくいう僕も怒鳴られたりしてほんとうんざりって感じで免許取りましたよ(今はそんなことないんでしょうけどね)。

あ、映画としてはどうやって舘ひろしに感情移入すればいいんだろうって感じのポンコツ映画です。いきなり怒鳴ったり、悪い奴になったり、急に優しくなったり……情緒不安定だろ!舘。いいんです、これが人間なんです(そうかぁ)。

ヒロインはあの墨田ユキ。「墨東奇譚」大好きです。まさか墨東とAV以外で見ることができるとは。おなじみえろえろ展開なんでこれはゴッドタンのキス我慢選手権かという気持ちになります。この後墨田は芸能界からいなくなってしまうんですよ。惜しい人なくしたよ……(別に死んでない)

そしてパワハラ役の片岡鶴太郎、その一方で論理的な西岡徳馬……でも今見るとどっちもパワハラです。すぐ怒鳴る、嫌味を言う。こんな教習所今なら速攻潰れます。でもそのパワハラに舘も平気で文句をいいすぐ喧嘩します。なんだこの教習所。絶対行きたくないです。

その他、バブルな恰好のお姉ちゃんが出たり、学生はすぐ煙草すったり、お金ですぐ解決しようとしたり。観ていて思うのは「雑な台本でも映画になるこの時代ってすごいなぁ」です。バブルはもう終わったはずなんですけどね。

というわけで見る価値は0ですけど、いいんですいいんです、墨田ユキが見れたからそれだけでいいんです。

※教習所に関してはイヤな気持ちしかありません。「お前には免許なんか絶対とらせねえからな」そう罵声を受けたことも。最初、「はいシートあわせ」てって言われて後ろのトランクが開いたのは僕です(シートのレバーとトランクのレバーを間違えた)。しょうがねえだろ、初めてなんだから!!!!

※こんな脚本誰が書いたんだと思ってチェックするとあの森田芳光。いやこれは擁護出来ないっす。あんた監督やらないでなんでこんな映画の脚本書いているんだよ。ちょちょっと書いてしまった感。
ろく

ろく