よ

生血を吸う女のよのネタバレレビュー・内容・結末

生血を吸う女(1961年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

生血を吸う女ってタイトルから吸血鬼とかそういう系のオカルト物だと思ってたら、まさかの生きた女の血を輸血して生きる女だとは…。めちゃ良いタイトルつけましたね。

おばけ出てくるホラーかと思いきや全然違くて、どちらかというとマッドサイエンティストとイカれた父親の江戸川乱歩的猟奇ミステリーって感じ。

物語も違和感なく分かりやすく進んでかなり良かった。輸血済みの死体を加工して彫刻として展示する発想はさすがにイカれすぎだろと思うけど、映画を見ているとその違和感は気にならない。
むしろラストの演出に一役買っていて良い伏線だった。
死体彫刻が音楽とともにクルクル周り、娘の死体を抱えた父親が静かにしろと叫び、すべてが火に包まれていく演出おしゃれでした。
よ