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母の眠りのchipのレビュー・感想・評価

母の眠り(1998年製作の映画)
3.6
ウィリアム・ハートを追いかけています。
彼が48歳の時の作品、
彼は人気がある大学教授ジョージでした。
妻のケイトはメリル・ストリープ、
いつも明るく社交的な専業主婦でした。
娘と息子も優秀で…
仲の良い家族のファミリームービーかと思いましたが。。


母親の闘病を支える娘の苦悩を描いていました。
NYでキャリアを磨いていた娘エレンは母と真逆の人生観…
自分の生き方と母への愛情のはざまで苦しむ姿は、見ていてきつかった、
介護を一人で背負うのは心身ともに疲れてしまうから。。
レネー・ゼルウィガー、「ザ・エージェント」のすぐ後くらいですね~
かわいい顔がいつも尖っていました。


娘に妻の世話を強いておきながら、
仕事を理由に夜遅く帰る父…
若い女の影も見えて…
そんな身勝手なウイリアム・ハートでした、
娘が怒るのも当たり前のこと!
でも…
妻が仕組んだサプライズのバースデーパーティーに見せた、笑顔のビックリがかわいかった。。♡


壮絶な痛みに苦しむ母…
メリル・ストリープの激ヤセのからだが痛々しかった…
ここで女優魂を見ました。


全編エレンの告白の形で進むストーリー~
母の最期の真相には、ジョージもエレンも…
私もびっくりしました。
墓の前で分かり合う父娘がいて…
いいラストでした。



幸せになるにはね、
今あるものを愛せばいいのよ、
失ったものを追わないで…
       母より娘へ
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