トムトム

テニスの王子様のトムトムのレビュー・感想・評価

テニスの王子様(2006年製作の映画)
1.5
マンガ、アニメの実写化作品を観てみようという試みです。

女性を中心に大人気の漫画「テニスの王子様」の実写化作品です。
アニメやミュージカルも大ヒットし、現在の2.5次元舞台ブームの先駆けとなりました。

原作、アニメともに未見ですが今までに観てきた実写化映画の中でもかなりキツイ作品でした。

アバンタイトルのダサさは凄いです。
映画であんなに長く飛行機の着陸シーンを見た記憶がありません。
登場人物のほとんどエキセントリックな性格で好感度が限りなく低い人達ばかりです。

原作の内容はなんとなく「アストロ球団」寄りのシリアスなギャグ漫画というイメージを持っていたのですがその様な内容でした。
空中でボレーを打ち合ったり、相手のラケットを破壊したり両者負傷退場とやりたい放題な内容は個人的に好みなのですがCGやら演技がチープ過ぎるのが難点です。

後で気付きましたがみんな中学生の設定なんですね。
主役の本郷奏多以外に無理がありすぎるでしょう。
まぁ中学生と思えば自分の技に中二病的な名前を付けるのもわかります。

ストーリーはかなり無茶苦茶ですが今作の最大の見所はラストに全国大会に出場を決めた主人公の学校を偵察に来ている全国の強豪たちが紹介されていく場面です。

ここ1年で1番笑えるシーンです。
説明しずらいですが見てもらえれば笑いと恥ずかしさで悶絶できます。
何故かその中に斎藤工と声優の宮野真守が出演しているのが謎ですが。

特撮出身者が多いのはファンには嬉しいです。
シンケンブルー、デカレッド、ゲキレッドにボウケンブラックおまけにアキバレッドが確認できました。

エンドロールで声の出せなかったヒロインが声を取り戻し主人公越前リョーマに「私の王子様」とタイトルの回収をして終わりますが、全然上手くないですよ。
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