このレビューはネタバレを含みます
ラストの10分間が泣けて泣けて仕方なかった。
ターフーはちゃんとわかってくれたのだ。
テレビの上にぬいぐるみを置いてはいけないことを。
バスの降り方も、掃除の仕方も。
そして父さんが海ガメになったことも。
諦めてはいけないんだ。
一生懸命生きていけば、きっと誰かがその意志を継いでくれる。
死の世界に繋がっていた紐を、ターフーは自ら解ける逞しさを持っている。
全てちゃんとわかっているのだ。
父親が誰よりも自分を愛してくれたことを。
そしてこれからは、一人で生きて行かなければならないということを。