KyoSiro

ジャスト・ア・ジゴロのKyoSiroのレビュー・感想・評価

ジャスト・ア・ジゴロ(1978年製作の映画)
2.8
昔買ったVHSで鑑賞
デビットボウイが亡くなったからかどうか、わかりませんが、アマゾンで調べたら、そのVHSの価格は6倍以上に高騰してました

第一次大戦の敗戦国ドイツの将校デビットボウイが、戦後定職に就けず、結局ホテルエデンで、未亡人などの上客相手のジゴロを商売として始めるお話です
デイトリヒは、ジゴロを束ねる斡旋業者の親分です
そして、当時、まだ誕生したばかりのナチス軍が誤って発した流れ弾に当たり、ボウイは、あっけなく死んでしまうのですが、
ボウイの印象は、薄幸の美少年という感じでもなく、無気力な平凡な青年といった印象で、
リチャードギアのアメリカンジゴロなんかと比べると、ジゴロ業に真剣に取り組んでいるというような様子もないです
ルドガーハウアーやテレンススタンプなんかでもつとまりそうな役だと思うけど、特別な時代の中で、主人公は、何者でもないまま消えていき、軍人になりきれない浮世離れした存在だったことが、ボウイが選ばれた理由なのかな、と思いました
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