クリーム

タワーリング・インフェルノのクリームのレビュー・感想・評価

4.2
相当面白かったです。1974年の作品だなんて思えないド迫力、ド緊張、ド緊迫。ずっとハラハラして、最後の最後まで面白い。CGの無い時代にビルが爆発し炎が上がるシーン等、どうやって撮影したのだろう。今まで観たパニック映画の中でも上位の映画でした。これはオススメです。

138階建のタワーの135階の会場に300名を招き落成式が始まる頃、81階にある物置室の配電盤から火災が発生。設計者のロバーツが確認するとオーナー·ダンカンの娘婿ロジャー(ビル建設責任者)が、ダンカンから予算削減を迫られた事もあり、電気系統工事の手抜きと配線を支持より安価なものを使用した事が原因だった。ロバーツはダンカンに、落成式を直ちに中止して避難するよう進言するが、ダンカンは聞かず落成式は始まった。



ネタバレ↓



81階は火の海となり、消防隊が到着。チーフのオハラハンの支持でようやく、避難が始まります。
我先にエレベーターで降りようとする人々。オハラハンは、エレベーターが81階を通過する時、ショートで停止し危険なので使用停止にするが、既に招待客を乗せ降下していたエレベーターの中の人達は火ダルマだった。
富豪の未亡人は、ロバーツとハリーと共に階下の住人を助けに行きます。ハリーが母親を1階に避難させ、ロバーツと未亡人と子供達は途中で爆発によって階段が破損し、ぶら下がりながらも何とか135階までたどり着いた。
地上からの救援は困難となり、ヘリによる救援を試みるも強風で墜落炎上した。次は、隣接するビルからロープを渡し、救命籠を使い脱出。ちゃっちいブランコ状のモノに乗り1人づつ隣のビルへ渡る。この時、ロジャーは落下して死亡。
また、ロバーツは1度だけの降下ならエレベーターを使用出来ると未亡人や子供達12人を乗せて降下させる。しかし降下中に爆発に巻き込まれてエレベーターが傾き、未亡人は落下。宙吊りになったエレベーターをオハラハンがヘリと繋ぎ、無事に地上に降りる事が出来た。
ビルは爆発と炎上を繰り返し、もう持たない状態と判断した上層部の指令で、オハラハンとロバーツは、屋上の屋根と巨大な貯水槽を爆破する事に。何人もの犠牲者が出たが、助かるモノもいた。オハラハンとロバーツは、助かった。

脚本も素晴らしく、じわじわ窮地に追い込まれ、ド迫力な爆破や炎上が恐怖を演出します。これでもかと押し寄せる絶望にずっとドキドキして、楽しかったです。バックドラフトも凄まじかったです。後、消防車がクラッシックで格好良かった。
そして、フェイ·ダナウェイは、ふざけてるのかと思う様な細い眉でも美しかったです。
大満足な映画でした。古いハリウッド作品は、侮れないみたいです!
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