アマプラにフランク・ボーゼージがあったので鑑賞。
前半1/3と、中盤イントロの展開のおしゃれなこと。「ガス燈」のモラハラ夫のシャルル・ボワイエにこんなにチャーミングな一面があったとは! ジーン・アーサーを見る目が優しくてよい。「同居の女性を紹介するよ、ココ」!(ものすごく前に一度見たのに、ここは覚えていた)たまらん。
フランク・ボーゼージの作品はクラシックの中でも特に見やすいと思う。後の時代も通じる典型的なカット割をしてたからかな?と思っている。
20年代のアメリカ映画は、舞台のようなセットで、カットはアップと全景の2パターンぐらいしかないものもある。
この作品の場合は、アップの切り返しと2人が映ってる横からのショットの組み合わせ(←典型的なカット割)。
さらに大きなセット全体を写して、俳優が自由に動くカット(←これはアメリカの初期の映画によくあるタイプのカットのような気がする)。
それで、この監督は20年代ぐらいからこんな感じで撮ってるんじゃないかな??