りょーこ

THE GAME 12のりょーこのレビュー・感想・評価

THE GAME 12(2008年製作の映画)
2.0
ラストに大どんでん返しがあったら傑作かもしれない………
と思って、ぐだぐだな展開に目をつぶり我慢して見ていましたが、結局大した事件も起きずに終了。

借金返済の為、命懸けのゲームに挑む話なのですが、何故か参加者は1人で鬼は2人、場所は街中、しかもたった12時間しかやらないので、とにかくショボい。



定職も無くふらふらしているショーンは、借金まみれの妹アリスと2人暮らし。

ある日、アリスへの取り立てが激化してきて、手も足も出なくなっていたショーンの元に、2人の男が取引を持ち掛けてくる。
自分達から12時間逃げ切れたら、1万2000ポンド渡すというのだ。
借金返済の為、ショーンはこの不可思議なゲームへの参加を決意。

しかし男達は彼の周りの人間も巻き込んで、銃を片手に追い掛けて来る…



真っ先に言いたいのはですね、
「甘ったれんなっアリス!自分の借金位自分で返せ!!」
です。

何故、兄が彼女の遊ぶ金の為に命懸けで走っているのか全くもって理解不能。

さらにですね…
車に乗った大人2人と子供1人の街中鬼ごっこなんて、ほぼ確実に子供の勝ちだろう…と。
小路に入ったり、店に潜んだり、森とかに入れば完璧じゃん?
なのにわざわざ大通りを走り、車との追いかけっこをしばらく見せられるという、拷問。。

それに、主人公は、フリーランニングをしている運動神経の良い男子、という設定ぽいのに、ちょっと道路と屋上を走るだけなので、設定の意味がない…

さらに追う側は、ちょっと過激なオジさんと、ゲームをそもそも良く分かっていないオジさんなので、テンションが低い(笑)
過激な方は、過去に何かありそうな美味しい設定なのに、何一つ明かされないし…

命懸けの鬼ごっこと言う割に、参加者も鬼も少ない寂しい作品でした。
最後まできちんと観た私にむしろ賞金をっ!!
りょーこ

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