このレビューはネタバレを含みます
くどいくらい「不細工」の言葉が飛び交いややうんざりした。
あと、笑いについては、まるで近距離で目を見て笑かそうとしてくるような圧迫感を感じた。こてこて。
彩度高めだけど、あんまり画のきれいさはなく、節々で露出の高さが気になった。
年代を感じる合成処理もあったが、方法は変われど、昔から結局やっていることは変わらないんだなぁというのは見てて面白かった。
作品としてキメに来た言葉や笑いはいまいちだったけど、どちらかと言えばキャラクターの素朴さ。彼らの過ごす日常の温かさ、人の豊かさにじんわり来る部分があった。
最後に北川景子が持っていってしまったのはやや残念であった。大島さんのままでよかった。
監督のさくひんをみていると、日常からの逸脱、ファンタジー、そんな作風?作品のテーマが多いように感じた。だからCGも多くなるのか。
なんとなく共通項として、公園のブランコと人生を変える提案をしてくるスーツの男。幼稚園児。主人公とモブキャラのからみ。押せ押せの笑い。
そんなところが目についた。
そんなに無理して栄光を掴むよりも、日常にある小さい幸せのほうがよくない?
本作はとてもそれを押してて分かりやすかったが、監督の作品はそんな展開が多く感じた。
あとは、仲間とか家族の存在。作品に人の温もりがあるようと感じた。