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ドリーム・ホームの8bitのレビュー・感想・評価

ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)
3.4
エグいよう。
たった一晩でこれだけの死に様のバリエーションを見せてくれるとは恐るべし。
さすが「八仙飯店之人肉饅頭」を作った国だけあるわ。

なにより気持ち悪いのは犠牲者が息絶えてゆく様子をいちいち時間をかけてじっくりと映しているところ。
これが生々しくて大変不快な気分にさせられます。
布団圧縮用袋では死にたくないなと心から思いました…。

高級マンションへの夢にとり憑かれた主人公の狂気の蛮行と、彼女がそうなってしまった経緯が交互に描かれる構成は演出としては悪くないけど、どうしても緊張感やテンポが損なわれてしまってますよね。

殺しが単なる嫉妬や逆恨みの類などではなく、事件を起こすことでマンションの価値を下げ、事故物件として安く手に入れるためという発想は完全にトチ狂っていて感心するやら呆れるやら。
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