序盤、ドレスに埋め込まれたダイヤを盗む為に、主人公がドレスを着た人を女性トイレに呼び込んで、同性でイチャついて、ドレスを脱がし、その隙に、下の隙間から仲間がドレスをすり替える、という大胆にも程がある泥棒計画からもう引き込まれる。
(ドレスが前衛的すぎて、もろに○首が見えちゃってるけど、ええんかな…笑)
その後、主人公が裏切るも、元仲間に追い込まれて窮地に立たされたと思ったら、通りかかった夫婦に主人公と瓜二つの失踪中の女性と間違われ、その人の家に行くとパスポートと航空券があり、しかも家に帰ってきた女性が目の前で自殺、これを好機と飛行機に乗ると、隣の金持ちの男性と知り合い…
という、映画とはいえ、主人公にとって上手い事話が転がりすぎな展開に、逆になんかあるだろ…と不吉な予感を感じるも、そこからは主人公が悪女っぷりを遺憾なく発揮する独壇場で、これどうオチをつけるのかなと観ていると…
終盤にまさかの展開!劇中、何気に映っていた光景がまさか伏線だったとは…
『ファム・ファタール』なんてタイトルの映画でこんな腑に落ちる気持ちが良いラストを迎えるとは思わなかった…
映画評価基準
この映画が好きか 8
没入感 9
脚本 9
演出 8
映像 9
キャスト 10
音楽 9
余韻 10
おすすめ度 8
何度も観たくなるか 8
計88点